「ジントニ部」とは、知る人ぞ知る肉ラヴァーの3名が結成した、ジントニと肉料理の相性を研究する社会人部活動。ジントニを出す店が都内で最も多く集まる「渋谷肉横丁」で待ち合わせた3人は、わずか2時間で人気店3軒をハシゴしたのだった。
加藤 紫織 氏
証券会社、出版社勤務を経て、2010年にPR&コミュニケーション業務を中心とした(株)カリテを設立。時計ブランド、レストランなどのPRの他、通訳としても活躍。肉好きが高じて、日経BP社の雑誌MOMENTUMにて肉コラム「焼肉ビューティーしおりんの世界肉遺産」を連載中。
船山 壮太 氏
ライターとして食関連の雑誌やウェブサイトなどを手がけ、2014年から雑誌「東京カレンダー」編集部に所属。肉と酒のみならず、揚げ物も守備範囲とするハイカロリープレイヤー。レストランのリサーチや取材で都内を奔走しつつ、SNSでは主に得意エリアの恵比寿のグルメ情報を発信中。
小寺 慶子 氏
フードライター。雑誌「NIKITA」「東京カレンダー」の編集を経てフリ―のライターに。現在は男性ファッション誌などで食にまつわるページを中心に執筆するほか、テレビでも活躍。得意ジャンルは肉全般。低糖質ダイエットに励む最近も、美味しい肉の補給は欠かさない。趣味はひとり焼肉。
今日の部活の趣旨は「ジントニ」と肉料理の相性を味わって確かめること。というわけで「ちとせ会館」に集まったのは、ここが「ジントニ」の発祥地だから。「ジントニ」が肉専用サワーだということはご存じだと思いますが、発祥地はここの3階の“肉のテーマパーク”こと「渋谷肉横丁離(はなれ)」なんですよ。
なるほど! 僕は「ちとせ会館」に来るのは久しぶり。3階に「渋谷肉横丁離」ができて以来だから、もう1年か。
なんと、早くも1周年!? 「肉横丁離」は前から気になっていたけど、実は来るのは今日が初めて。お肉の名店が7軒も入ってるんですね。
2階の「肉横丁」と3階の「肉横丁離」、2フロアあわせて24軒ですよ!
このメンバーで集まると盛り上がり過ぎるキライがあるけど、今日のはしご酒、もとい、部活動はフロア移動禁止にしましょうね。3階だけで完結させるってことで。
はいはい、部活のテーマははしご酒じゃなくて“ジントニと肉料理の相性研究”ですから。
では早速参りましょうか! 1軒目は「熟成牛焼肉 まえ川」。「Tボーンステーキ」(3180円)から焼きましょう。
両方とも楽しめちゃう♡ 片面5分ずつ焼くのね。
焼けるのを待ちながら「ジントニ」で乾杯、と。いくらでも飲めてしまえそうなこの美味しさはキケンですねぇ。
お肉を食べる前に「ジントニ」を飲むと、胃が刺激されて食べるモードになるんですって。ちなみに普通のジントニックはジンとトニックの割合が1:4だけど、これは1:5でジンの量が少なめになってるの。ジントニの材料のビーフィーターはアルコール度数が47度と高めのジンだから、やや薄めでちょうどいいよね。
トニックウォーターが多めだからグビグビ飲める(笑)。あ、Tボーンステーキの肉汁が表面に浮いてきたから、そろそろ食べ頃かな♪ うん、「ジントニ」のペッパーがお肉に合う!
肉と胡椒が合うんですね。最近太るのを気にしてレモンサワーを飲む人が周りに多いけど、これはレモンだけでなく胡椒も入っているのがいい。
ヒレ美味し♡ 「ジントニ」を飲みながらお肉を食べると、お肉の脂がスッキリ流れるんですって。
サワーってベースのお酒に何を使っているか分からないから、知らないお店では頼まないけど、「ジントニ」の場合はジン、それも「ビーフィーター」って分かっているから安心。
焼肉のタレとの相性もいいですね。「ジントニ」の爽やかさが際立って、よりお肉が進む感じがします。
脂がのってるサーロインも、「ジントニ」のキレがいいからどんどん食べられる。
さっき追加注文した「タン」との相性も抜群! 私はモノ心ついた時からタン塩を食べてきたけど、「ジントニ」とタンの相性は感動的です。
ホルモン系とかシャルキュトリー系にも合いそう。
「ジントニ」で家飲みできたらいいですよね。缶で発売されないかな。
確かに!
まえ川
所在地:東京都渋谷区宇田川町 13-8 ちとせ会館3F
電話番号:03-6416-4998
営業時間:16:00~深夜